爬虫類や両生類たちの生き餌としてとても重要な「ヨーロッパイエコオロギ」
自分で繁殖させていけたら、愛する小さな家族に安心して与えることができますし
コスト的にも助かりますよね!
今回は産卵床の設置や孵化を無事に終えて、生まれてきたばかりの小さなヨーロッパイエコオロギたちの飼育方法についてお伝えしていこうと思います!
「ん?大人のヨーロッパイエコオロギの飼育と同じじゃないの?」
とお思いの方!
…私、やってみて思いました…結構違うんです!
そこで今回の記事では、大人のヨーロッパイエコオロギの飼育方法との違いに着目しながら
についてお話ししていこうと思います!
そもそも産卵床って何?という方はこちらの記事を読んでね☆
孵化したてのヨーロッパイエコオロギの飼育に必要なもの
基本的には、大人のヨーロッパイエコオロギの飼育と同じですね
ですが生まれたてでとても身体が小さいため、少し配慮が必要になります
順に見ていきましょう!
飼育ケース(複数個)
飼育ケースを使って管理していきます
100円ショップなどで売っているもので十分ですが、ある程度広さと高さのあるものがオススメです
我が家で使っている飼育ケースはこんな感じ…
100円ショップでしたが、500円(税抜)で購入しました。
タイトルに「複数個」とありますね…
1個じゃダメなのかと…
結論から言うと「1個じゃ無理!!(断言)」でした…
我が家では、100匹の大人ヨーロッパイエコオロギを愛蛙「あめちゃん」に生き餌として与えつつ繁殖もさせていたのですが、最終的に生まれた赤ちゃんヨーロッパイエコオロギはざっと数千匹…いや1万匹は超えていたかも…
繁殖が上手くいった場合、とにかくたくさんの赤ちゃんたちが生まれるのです!
親ヨーロッパイエコオロギの何倍もの数のヨーロッパイエコオロギが産まれ、短期間で大きくなっていきます
親となったヨーロッパイエコオロギ達の飼育ケースよりもたくさんの(あるいは広大な)飼育ケースが必要になると思っていて下さい!
我が家では飼育ケースを3つ使っているけど、まだまだ過密な感じがしています…
成長して身体が大きくなってくるとどんどん狭くなってくるのです
大きいケースへのお引越しも検討中です
また、孵化したてのヨーロッパイエコオロギと孵化して数日たったヨーロッパイエコオロギは体の大きさが結構違うので、体の大きさが概ね揃うまでは孵化した時期ごとにケースを分けるのも良いと思います
孵化した数に応じて複数の飼育ケースやサイズの大きい飼育ケースを用意しよう!
床材
我が家では「レンジフィルター」を床材として使用しています
敷き詰めやすく、目の隙間から細かなごみが下に落ちていきます
そしてヨーロッパイエコオロギ達が足を滑らせないのでストレスになりません
個人的には結構オススメ!
よくコオロギ飼育で使われる「鉢底ネット」は大人ヨーロッパイエコオロギの飼育ケースには敷いているのですが
赤ちゃんヨーロッパイエコオロギは身体がまだ小さく、鉢底ネットのマス目に細かなごみと一緒に落ちてしまったり鉢底ネットの裏側に回り込みやすいので、我が家では使用しませんでした
鉢底ネットは赤ちゃんヨーロッパイエコオロギの飼育には使いにくいかも…!
卵パックなどの隠れ場所
これは赤ちゃんヨーロッパイエコオロギにとっても必須級アイテムですね!
3~4段積んで置くとみんなその中に入っています
赤ちゃんヨーロッパイエコオロギ達は脱皮をたくさん行ってどんどん身体を大きくしていくので
卵パックのくぼみに抜け殻がすぐに溜まります
汚れや臭いが気になりだしたらお早めに交換を!
卵パックは赤ちゃんヨーロッパイエコオロギにも大人気!早速飼育ケースに入れよう!
水飲み場とエサ入れ
身体の小さい赤ちゃんヨーロッパイエコオロギでも楽に登れるような水飲み場とエサ入れが必要です
大人のヨーロッパイエコオロギ達にはこのような自作の水飲み器(タッパーのフタに穴をあけて紐を通したもの)を使っているのですが、赤ちゃんたちには少し高すぎるのか全然飲みに来ませんでした…
そこで活躍したのが、おなじみ「産卵床」!
これを水飲み場として使用します
人間が静かにしていると、この水飲み場にワラワラと集まってきます
ちょっとゾワゾワするくらい集まります…
画像貼るのはやめておきますわ笑
エサ入れについても同様に赤ちゃんヨーロッパイエコオロギたちが難なく登れる高さのものを用意する必要があります
タッパーのフタなどが高さ的にはちょうどいい印象でした
しかし、エサ入れについては個人的には「なくても良い」かなとも思います
ちょうどよいサイズ感のものを探すのが結構大変だったことと
水飲み場とエサ入れの2つで飼育ケース内のスペースが埋まり
ヨーロッパイエコオロギ達が活動する場所が減ってしまうと感じたからです
エサ入れを使わない場合は、床材や卵パックに直接エサを撒いてあげるといいですよ
水飲み場・エサ入れは高さにご注意を。エサ入れは使わず直接撒いてもOK!
エサ
言わずもがな、必須アイテムですね!
赤ちゃんヨーロッパイエコオロギたちは身体がかなり小さいので、エサのサイズ感が重要です
また、共食いを防ぐためにもタンパク質が重要になってきます
そこでおすすめなのは「めだかのエサ(粉末タイプ)」です!
100円ショップでも購入でき、細かい粉末状で赤ちゃんヨーロッパイエコオロギたちでも食べやすく
魚粉(タンパク質源)やカルシウムも含まれています。
そのほかに、金魚のエサの粉末タイプもおすすめです
孵化したばかりのヨーロッパイエコオロギでも食べられるような粉末タイプのエサがオススメ
孵化したヨーロッパイエコオロギの飼育方法
必要な道具が揃ったところで、いよいよ飼育となるわけですが
基本的なことは大人のヨーロッパイエコオロギ飼育と同じです
「エサと水を欠かさず、衛生的に管理する」……ってことですね
しかし!そう一言で片づけられるほど単純なものではないように思いました…
まず大変だったこととしてエサがあっという間に無くなるのです
数えきれないほどのヨーロッパイエコオロギ、そしてみんな成長期
エサを追加するたびに群がってきます
大人ヨーロッパイエコオロギ飼育と同じ感覚でいると、エサの消費量にまず驚かされます…
そして水飲み場も大人気!
すぐに汚れてしまうので水飲み場の交換頻度も大人ヨーロッパイエコオロギ飼育時より高めです
そして最後の難関が掃除
活発なうえに体が小さいので、ケースから飛び出したら捕まえるのはかなり困難でした
我が家では掃除用に使っていない衣装ケースを引っ張り出し、排水溝に落ちないように工夫をしたのちに窓と扉を閉めたお風呂場で飼育ケースの掃除をしました(夫が)
ヨーロッパイエコオロギは湿気に弱いので、お風呂場を使うときは事前に換気して湿気を取っておこう!
フンや抜け殻が舞うので、作業中も換気扇を回してマスクをしてね!
床材を取り換えるなどの大がかりな掃除をしょっちゅう行うのは難しいと感じました
我が家では、普段は水飲み場と卵パックの交換をしっかり行うようにしています(夫が)
・エサと水は常に足りているかチェックを!
・掃除は大人ヨーロッパイエコオロギより大変かも…いや、確実に大変。
まとめ
今回は、孵化したヨーロッパイエコオロギの飼育についてお話ししていきました
大人のヨーロッパイエコオロギの飼育と基本的には同じですが、体が小さいが故に必要な工夫が結構ありましたね
ヨーロッパイエコオロギは急速に成長してどんどん身体が大きくなっていくので
このような工夫が必要なのは短期間だと思いますが
必要なことだなぁとやってみて感じました
今回の内容が皆さまのお役に立てたら嬉しいです
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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